カップリングを表す表記としては、A×Bという記号の他にもさまざまなものがあります。しかし、中には個人やジャンルによって違った意味で使われている記号もあり、そういった記号が意図した意味に受け取ってもらえずに誤解や混乱を招いてしまうこともあります。
こうした混乱を防ぎ、見る人に正確に意味を伝えるためには、
・できるだけ共通認識のできている表記を使う
・記号に頼りすぎず文章で補足する
の二点が大切になります。
※ このページではさまざまな表記の代表的な意味を紹介していますが、あくまで「このような意味で使われることが多い」という一例であり、言葉の意味を制限・規定するものではありません。
2. その他のカップリング表記
【 カップリングを表す記号のいろいろ 】
【 ほぼ共通認識ができていると思われる、伝わりやすい表記 】
ここに挙げる表記は、どのジャンルにおいてもほぼ通じると思われる記号です。
しかし、基本のカップリング表記 「A×B」 で述べたように、記号だけで伝えられることには限界があります。細かい傾向については文章での補足が必要です。
|| A×B ( =AB )
AとBのカップリングであり、性行為に至った場合はAが攻め、Bが受けであることを表します。
(基本のカップリング表記 「A×B」 を参照)
※ 掛け算記号としては×の代わりに*が用いられることもあります。
|| A→B
AがBに片思いしていることを表します。
※ 単にA→Bと表記された場合、受け攻めまでははっきり分かりません。Aが受けでBが攻めだということを特に表したいときは、B←Aと表記されることがあります。
|| A&B、A+B、AとB など
カップリングの関係ではないAとBを表します。
※ プラトニックなカップリングなどで使用されることもあるようです。
しかし、基本のカップリング表記 「A×B」 で述べたように、記号だけで伝えられることには限界があります。細かい傾向については文章での補足が必要です。
|| A×B ( =AB )
AとBのカップリングであり、性行為に至った場合はAが攻め、Bが受けであることを表します。
(基本のカップリング表記 「A×B」 を参照)
※ 掛け算記号としては×の代わりに*が用いられることもあります。
|| A→B
AがBに片思いしていることを表します。
※ 単にA→Bと表記された場合、受け攻めまでははっきり分かりません。Aが受けでBが攻めだということを特に表したいときは、B←Aと表記されることがあります。
|| A&B、A+B、AとB など
カップリングの関係ではないAとBを表します。
※ プラトニックなカップリングなどで使用されることもあるようです。
【 人によって意味が違うので注意が必要な、誤解されやすい表記 】
下記に挙げている表記は、ジャンルや個人によってさまざまにとらえ方が異なっていることが多いものです。
どの意味で使われているかは見る側にはわからないので、これらの表記を用いる際には「当サイトではこういう意味で使っています」などの注釈があると親切です。
|| A×B×A
大きく分けて四つの意味で使われているようです。
1 ・ AとBの同軸リバカプを指す場合 (リバカプについてはリバーシブルの項を参照してください)。
基本はA×BでたまにB×A(AB寄りのリバ)と解釈する人が多いようですが、その逆だと思う人、A×BとB×Aが五分五分だと解釈する人もいて、受け取り方はまちまちです。
2 ・ A×BとB×Aの両方のカプをまとめて指す場合。
3 ・ あくまで逆転なしのA×Bのみだが、Aの言動が受けっぽい(またはBの言動が攻めっぽい)と作者が感じている、という場合。
4 ・ AとBのカップリングだが、肉体関係がなく受け攻めがわからなかったり、肉体関係はあっても実際の性描写がなく、作者が受け攻めはどちらでもいいと思っている場合。
※ さまざまな意味があり、個人やジャンルによってかなり使われ方の傾向が異なります。周囲に合わせるのが無難ですが、どの意味で使っているかの注釈をつけておくとより親切です。
|| A×B、精神的にはB×A
・ あくまで逆転なしのA×Bだが、Aの言動が受けっぽい(またはBの言動が攻めっぽい)と作者が感じている場合
・ 同じく逆転なしのA×Bだが、BがAに挿入したい(またはAがBに挿入されたい)と思っている場合
などで使われるようですが、精神的な受け攻めは人によって意味するところが違いすぎ、混乱や誤解を招きやすい表現です。必ず肉体関係の挿入する・されるに基づいて受け攻めを表記し、「攻めが受けっぽい」「受けが挿入したがっている」などその他の要素に関しては文章での説明をつける方がわかりやすいです。
※ 「精神的にはBA」だからと、肉体的にはあくまでABのみを扱っているサイトがサーチなどのBAカテゴリに登録すると、BAを見たい人はそのサイトにBAがないので残念な思いをします。BAを見たい人が期待しているのは、肉体的にBAな話です。
また、AB好き・BAが苦手で、肉体的にABのみを扱っているのであればぜひ見たいと思っている人には、BAカテゴリにも登録していることで避けられてしまうことになります。
|| A v (ハートマーク) B
ほぼA×Bと同じ意味で使われているようですが、性描写なしのほのぼの・ラブラブ物、といったニュアンスが付加されることも多いようです。
|| A→←B、A←→B、A⇔B など
AとBが相互に片思いをしている状態を指すことが多いようですが、稀にA⇔Bでリバカプを指すなどの用法で使われることもあります。いずれにしろ、通じにくい表記ではあるようです。
|| A/B
海外スラッシュでよく見られる表記です。欧米での本来の表記は受け/攻めですが、日本式に攻めを左に書く場合もあります。また、欧米では日本に比べ受け攻めがそれほど重要視されていないため、単に話の主役を左に書く場合やリバが含まれる場合もあり、統一基準はない模様です。
※ 人によって使い方が異なるので、この記号を使う際には「このサイトでは受け/攻め表記です」等の凡例をつけたほうが無難です。
どの意味で使われているかは見る側にはわからないので、これらの表記を用いる際には「当サイトではこういう意味で使っています」などの注釈があると親切です。
|| A×B×A
大きく分けて四つの意味で使われているようです。
1 ・ AとBの同軸リバカプを指す場合 (リバカプについてはリバーシブルの項を参照してください)。
基本はA×BでたまにB×A(AB寄りのリバ)と解釈する人が多いようですが、その逆だと思う人、A×BとB×Aが五分五分だと解釈する人もいて、受け取り方はまちまちです。
2 ・ A×BとB×Aの両方のカプをまとめて指す場合。
3 ・ あくまで逆転なしのA×Bのみだが、Aの言動が受けっぽい(またはBの言動が攻めっぽい)と作者が感じている、という場合。
4 ・ AとBのカップリングだが、肉体関係がなく受け攻めがわからなかったり、肉体関係はあっても実際の性描写がなく、作者が受け攻めはどちらでもいいと思っている場合。
※ さまざまな意味があり、個人やジャンルによってかなり使われ方の傾向が異なります。周囲に合わせるのが無難ですが、どの意味で使っているかの注釈をつけておくとより親切です。
|| A×B、精神的にはB×A
・ あくまで逆転なしのA×Bだが、Aの言動が受けっぽい(またはBの言動が攻めっぽい)と作者が感じている場合
・ 同じく逆転なしのA×Bだが、BがAに挿入したい(またはAがBに挿入されたい)と思っている場合
などで使われるようですが、精神的な受け攻めは人によって意味するところが違いすぎ、混乱や誤解を招きやすい表現です。必ず肉体関係の挿入する・されるに基づいて受け攻めを表記し、「攻めが受けっぽい」「受けが挿入したがっている」などその他の要素に関しては文章での説明をつける方がわかりやすいです。
※ 「精神的にはBA」だからと、肉体的にはあくまでABのみを扱っているサイトがサーチなどのBAカテゴリに登録すると、BAを見たい人はそのサイトにBAがないので残念な思いをします。BAを見たい人が期待しているのは、肉体的にBAな話です。
また、AB好き・BAが苦手で、肉体的にABのみを扱っているのであればぜひ見たいと思っている人には、BAカテゴリにも登録していることで避けられてしまうことになります。
|| A v (ハートマーク) B
ほぼA×Bと同じ意味で使われているようですが、性描写なしのほのぼの・ラブラブ物、といったニュアンスが付加されることも多いようです。
|| A→←B、A←→B、A⇔B など
AとBが相互に片思いをしている状態を指すことが多いようですが、稀にA⇔Bでリバカプを指すなどの用法で使われることもあります。いずれにしろ、通じにくい表記ではあるようです。
|| A/B
海外スラッシュでよく見られる表記です。欧米での本来の表記は受け/攻めですが、日本式に攻めを左に書く場合もあります。また、欧米では日本に比べ受け攻めがそれほど重要視されていないため、単に話の主役を左に書く場合やリバが含まれる場合もあり、統一基準はない模様です。
※ 人によって使い方が異なるので、この記号を使う際には「このサイトでは受け/攻め表記です」等の凡例をつけたほうが無難です。
【 まとめ 】
・ 受け攻めは肉体関係に基づいて表記する
・ できるだけ共通認識のできている表記を使う
・ 人によって意味が異なる表記を使う際は、意味を文章で補足すると誤解が少ない
・ 細かい嗜好や趣向などは新記号を発明したり無理に略そうとせず、文章で補足すると混乱しにくい
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・ できるだけ共通認識のできている表記を使う
・ 人によって意味が異なる表記を使う際は、意味を文章で補足すると誤解が少ない
・ 細かい嗜好や趣向などは新記号を発明したり無理に略そうとせず、文章で補足すると混乱しにくい